こんなところでも近畿タクシー

区切り線

以下の記事はKOBE-E-Tips(神戸イー・ティップス)vol.12 2006 Spring号(2006年4月1日発行)に掲載されたものを転載しています。
 KOBE-E-Tips:編集・発行/神戸市産業振興局、(財)神戸市産業振興財団


KOBE-E-Tips 表紙
コラム 地域貢献のための活動や新事業を行う神戸市内の企業を紹介
まちと企業のいい関係

「めざすは次世代のタクシー会社“地域サービス会社”」
●近畿タクシー(株)

 子ども用送迎タクシー「安心かえる号」、ユニバーサルデザイン・タクシー、全国初の天然ガスタクシー等々、人とまちにやさしい様々なアイデアタクシーを走らせる近畿タクシー(株)(神戸市長田区)。どこを切っても金太郎ならぬ「どこを切ってもまちへの愛着」(森崎社長)との思いのとおり、そのまちへの関わり方はタクシー会社としては異例ともいえる深いもので、地域の一員として商店街、まちの活性化に積極的に関わる。
 森崎社長の「震災で停滞した長田のまちをなんとかよくしたい」、という思いから実際にまちづくりに関わり始めたのは震災から5年後。「震災を経験したこのまちはやさしさがあふれるまちであるはず。それにふさわしいものを作らねば。」と環境にやさしい天然ガスタクシーを作った。そこから、持ち合わせの資源を活かし、タクシー会社としてできることでまちづくりに関わることを決めた。
 長田のありもの、靴・お好み焼き・下町・震災復興の取り組み等を資源として活かし、マッチングしていく。タクシー会社はつなぎ役としてそこに関わっていけるという。「次世代のタクシー会社=地域サービス会社」を目標に掲げる同社が関わる、長田のまちづくりを今後ますます期待したい。

戻 る