こんなところでも近畿タクシー

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以下の文章は「産経新聞2006年6月6日朝刊」の記事を転載しています。

六甲山の日
エコタクシー発車

バイオ天然ガス燃料
神戸市、全国初の試み



汚水処理施設内にあるバイオ天然ガススタンドで
燃料を充填する作業員=神戸市東灘区
 「六甲(65)山の日」の5日、汚水処理から取り出したバイオ天然ガスを燃料とするエコタクシーが神戸市内で運用を開始した。「全国初の試み」(関係者)として注目が集まりそう。また、同市灘区では「エコツーリズムフォーラム」が開かれ、六甲山の魅力をPRした。
 六甲山の瀬戸内海国立公園編入50周年を記念して今年4月下旬から六甲山周辺で開催しているエコツーリズムフェスタの一環。同市長田区の近畿タクシーの提案に神戸市が応えた。
 同タクシーが所有する天然ガス対応車に同市の汚水処理施設「東水環境センター」(同市東灘区)で精製したバイオ天然ガスを充填。この日、2台のタクシーが摩耶山上のホテル「オテル・ド・摩耶」(神戸市灘区)と市内を結んだ。
 同タクシーを利用した神奈川県からの宿泊客は「乗り心地もよく、バイオ天然ガスが燃料と知って驚いた。環境に良いのであればどんどん他の地域にも広げていってほしい」と話していた。同タクシーはフェスタ開催中の7月末まで運行する。
 一方、自然豊かな六甲山の魅力を多くの人に知ってもらおうと六甲まや有馬エコツーリズムフェスタ実行委員会(今西淳二会長)は同日、灘区民ホールで、「エコツーリズムフォーラム」を開催した。
 モンベルの辰野勇社長やNPO法人日本エコツーリズム協会の梅津ゆりえ理事らが六甲山の魅力やエコツーリズムについて語った。また、六甲山小学校(灘区)の5、6年の児童8人がプロジェクターを使って「六甲山の好きなところベスト3」を発表。「ぜひ六甲山に来てください」と詰めかけた約350人の参加者らに呼びかけた。

 新聞紙面よりスキャナで写真を取りこみましたので、若干汚れが目立ちますがご了承下さい。


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