こんなところでも近畿タクシー

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以下の文章は「東京交通新聞2007年3月5日」の記事を転載しています。

他産業との融合カギ

オリジンセミナー 森崎・天野氏が対談

 他産業との融合・連結でタクシーに付加価値をつけることが生き残りの道−−。森崎清登・近畿タクシー社長(神戸)と天野清美・つばめ自動車社長(名古屋)は2日、東京国際フォーラムで開催されたシステムオリジン主催の「第5回タクシーゼミナール」で対談=写真、自社の新規ビジネス発想の源を披露した。
 森崎社長は、神戸の観光地と地元の洋菓子店を組み合わせたヒット商品「神戸スイーツ・タクシー」を例に上げ、神戸という観光資源に乏しい地域を活性化するため、独自色があるのに孤立しがちな店舗間の橋渡し役に徹した姿勢が評価されたと報告した。
 天野社長は、24時間営業のタクシーの特性を生かし緊急通報と介護を組み合わせた「夜間対応型訪問介護サービス」を紹介した。高齢化社会を迎え、夜間の在宅要介護者のケアが手薄だったことがニッチ(すき間)産業を生んだと解説。需要が発生する場を予測することの重要性を説いた。来月から稼動する利用客発生予測をナビで乗務員に知らせるシステムも発表した。

※ 新聞紙面よりスキャナで写真を取りこみましたので、若干汚れが目立ちますがご了承下さい。


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