こんなところでも近畿タクシー

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以下の文章は「神戸新聞2007年9月7日夕刊(1面)」の記事を転載しています。

 華僑ゆかりの地案内

南京町商業者、タクシー会社
観光コース設定

寺院や博物館 ガイド付き



タクシー会社と南京町の商業者が協力し、観光コースを設定。途中、京劇の衣装も試着できる=神戸・元町の南京町
 神戸で開かれる世界華商大会を機に、神戸に根付いた華僑文化を知ってもらおうと、神戸・元町の南京町の商業者と近畿タクシー(神戸市長田区)が協力し、ゆかりの地を結ぶ観光コースをつくった。参加者や一般観光客向けに、同タクシーの運転手が中国寺院や神戸華僑歴史博物館、南京町を案内する。
 華商大会は世界各地から中国系企業経営者が集まり、ビジネス連携する。日本での開催は初めてで、15日に神戸で開幕し17日に大阪で閉幕。約3600人の参加を見込んでいる。
 運転手らは簡単な中国語の会話と神戸華僑の歴史を学んでおり、ガイド役を兼ねる。タクシーは神戸・三宮地区をスタートし、最初はポートアイランドへ。海側から臨む神戸の街並みを見学してもらった後、中国寺院「関帝廟」(同市中央区中山手7)で、日本と中国の文化が調和した独特の建築物を鑑賞してもらう。
 次に神戸華僑歴史博物館(同区海岸通3)で、神戸港開港からの華僑たちの史料を見学した後、南京町へ。運転手も一緒に車から降りて中国産茶店、中国食材店、豚まん店、雑貨店を案内する。食事の希望があれば飲食店も紹介する。
 雑貨店「空龍」では京劇の衣装を着て記念撮影ができ、店長の井上佳美さん(22)は「華やかに変身できる。中国気分を楽しんでほしい」とアピール。同タクシーの森崎清登社長は「神戸には、華僑が築き上げた中国と日本の融合した文化がある。そんな見どころを紹介したい」と意気込んでいる。
 午前11時〜午後6時のうちの約2時間コースで、タクシー1台(定員4人)当たり9640円(一部施設の入館料別)。近畿タクシー TEL 078-691-0101
 (中部剛)

 スキャナで紙面より写真の画像を取りこみましたので、若干汚れが目立ちますがご了承下さい。


神戸南京町 http://www.nankinmachi.or.jp/


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