こんなところでも近畿タクシー

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以下の記事は「日本経済新聞 平成20年4月5日 夕刊/アーバンBiz・ランドマーク」より一部抜粋して転載しています。

乗って堪能 神戸の魅力

タクシーツアー
洋菓子やステーキ店

 特注した制服、制帽は淡いブルーとグリーンの2本線がアクセント。おしゃれな着こなしの乗務員が「お薦めは彩り豊かなタルトです。南欧風の愛らしいお店は週末になると若い女性の行列が絶えません」と有名洋菓子店を案内していくのが近畿タクシー(神戸市)の「神戸スイーツタクシー」だ。
 JTBとの企画商品として北野や旧居留地などの観光地を巡り、締めくくりに洋菓子店へ案内する。「人気の洋菓子店はガイドブックに必ず掲載される観光資源。点在するこれらの洋菓子店をつなぐことができるのは小回りの利くタクシーならではの芸当」と話す森崎清登社長。自身で4軒の洋菓子店に協力を打診、わずか2週間でツアー内容をまとめ上げた。JTBとの企画商品は2時間6000円。ほかにも1時間4820円の貸し切り運賃をベースに多様なコースを用意する。例えば、神戸市と芦屋市を結ぶ山手幹線を「スイーツ街道」と銘打ったコースは、山手幹線の沿道にある人気の洋菓子店を乗客の希望通りに回るといった趣向だ。
 「神戸の個店は全国に発信できるブランド力を持っている」と話す森崎社長が今年秋をめどに売り出す予定の商品は市内のステーキ店を紹介する「神戸ビーフタクシー」。衣料から帽子、靴、万年筆などの小物まで神戸発祥のブランドを訪ねる「神戸スタイルタクシー」の企画も温めている。

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