こんなところでも近畿タクシー

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以下の文章は平成14年4月25日付「日経流通新聞(日経MJ)・1面」に掲載された記事を転載しています。

マーケット 仕掛人

[タクシー旅行いかが] 規制緩和時代に知恵

近畿タクシー社長

  森崎 清登さん

▼…2月の改正道路運送法施行による規制緩和を受けて、タクシー料金の値下げ申請が相次いでいるが、低料金以外にも利用者を増やす方法はある。当社ではタクシー旅行に力を入れている。運転手が団体旅行のように様々なサービスを提供し、自家用車で行くのと同じように利用者の自由が効くのが特徴だ。まず、3月に花見タクシーを運行した。
▼…9人乗りのジャンボタクシーなどが利用者の自宅まで迎えに行き、桜の名所や温泉などを案内する。お薦めのコース以外にも利用者の希望によって行き先を自由に変えることができる。七輪やござ、提灯(ちょうちん)などのセットを用意し、無料で貸し出す。ござや提灯は現地で運転手がセッティングする。
▼…花見タクシーを使うことによって、利用者は花見以外の雑事はすべて乗務員に任せることができる。自家用車では運転者は酒を飲めないが、花見タクシーならグループ全員が花見と飲酒を楽しめる。今後は季節に合わせてヒマワリやコスモス、滝の観賞などのツアーを企画する予定だ。

 新聞紙面よりスキャナで写真を取りこみましたので、若干汚れが目立ちますがご了承下さい。

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