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以下の文章は「神戸新聞2004年11月25日朝刊」に掲載された記事を転載しています。
(広告は神戸新聞2004年11月17日朝刊より転載しています)

神戸元気宣言

震災10年 復興全国発信

「スタートアップフォーラム」開催 神戸

 阪神・淡路大震災10年を前に、復興する被災地の様子を全国に発信する「神戸元気宣言」事業の皮切りとなるスタートアップフォーラムが24日、神戸市中央区東川崎町1、神戸新聞松方ホールで開かれた。作家・陳舜臣さんによる「神戸よ」と呼び掛ける宣言文が、参加した市民ら約350人に披露された。
 兵庫県、神戸市、神戸商工会議所、神戸新聞社でつくる神戸元気宣言委員会の主催。
 フォーラムでは、写真家の立木義浩さんが「大震災の後、神戸で多くの笑顔を撮った。応援するつもりが、元気をもらった。10年目の笑顔を、新潟県中越地震や台風23号の被災地に発信しよう」。元テニスプレーヤーの沢松奈生子さんは「震災で学んだのは、頑張ることよりベストを尽くすこと。今、自分にできることを精いっぱいやりましょう」と訴えた。
 神戸の人や食をテーマにしたトークセッションも行われ、神戸市立湊小学校の児童は「神戸のまちが好き」などと、舞台からアピールした。
 今後、震災10年パネル展や防災フェア、神戸をテーマにしたオリジナル曲づくりなど、さまざまな事業を官民一体となって展開する。
神戸よ 神戸 われらの神戸よ!
元気がないと誰かが言ってるぞ。
その人は知らないのだ、神戸が不死鳥だということを。
 大輪田の泊のいにしえから、海を越えて来た人、これから越えようとする人が集まり、われらの神戸を創った。栄えたときも衰えたときもあった。だが、決して消えたことはなかった。一度もなかった。
 戦争で炎上しても、みごとに復活したではないか。
 10年前の地震も、鎮魂のしらべを奏でながら、ようやく乗りこえたところだ。それを誰が元気がないというのか?それでも
 元気を出すのだ、力一杯!
神戸よ 神戸 われらの神戸よ!
                                            陳 舜 臣

 新聞紙面よりスキャナで写真を取りこみましたので、若干汚れが目立ちますがご了承下さい。


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