こんなところでも近畿タクシー

区切り線

以下の文章は「神戸新聞2005年3月1日朝刊」に掲載された記事を転載しています。

ユニバーサルデザイン採用
長田・池田小の校舎見学会

児童の発想随所に
バリアフリーや絵文字も



子どもの視点を取り入れ、ユニバーサルデザインで
新築された校舎。絵文字などのアイデアが随所に
=長田区池田上町、池田小学校
 子どもの視点を取り入れ、誰もが不自由なく使える「ユニバーサルデザイン(UD)」で作った校舎が、長田区池田上町の池田小学校に建設され、アイデア提供などに協力した「長田区ユニバーサルデザイン研究会」が28日、校舎の見学会を兼ねて勉強会「神戸UD大学」を開いた。学校関係者や地域住民ら約30人が、児童が発案したトイレ内の暖色系の配色やバリアフリーが進んだ施設に見入っていた。 (中川佳男)

 老朽化した校舎を新築する中でUDを盛り込もうと、同研究会と学校、校舎の建築にあたる神戸市などが連携し、プロジェクトチームを発足。昨年6月から、研究会メンバーが授業をするなど、子どもの視点のアイデアを募集した。トイレを明るい雰囲気にする配色や、教室の役割を文字とイラスト併記で表現する「ピクトグラム」など3点のアイデアが採用された。
 校舎内には、エレベーターや高さの異なる複数の手すり、正門から職員室へのアクセスを示す点字ブロックなど、バリアフリーに配慮した設備を多数設置。1月から新校舎を使用している。
 「トイレを嫌いになる子どもが減りそう」「教室の場所が分かりやすい」などと見学者の評判も上々。本山第2小学校教諭の中野育恵さん(25)は「子どもたちが楽しんでデザインすることで、UDに興味を持てることがすばらしいですね」と話していた。

長田発!神戸UD大学

 新聞紙面よりスキャナで写真を取りこみましたので、若干汚れが目立ちますがご了承下さい。


戻 る