ゆっくり語るコーナー  −2−

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新しいサービスを提供する次世代のタクシー会社

以下の文章は、B-ing(2000・7・12号)の記事より転載いたしました。

 近畿タクシーでは10年程前からポートキャブ事業部というロンドンとまったく同じデザインのロンドンタクシーを運行する事業を展開、評判を呼んでいる。その近畿タクシーが新しいタクシーを登場させた。その名もユニバーサルデザインタクシー。このタクシーは、高齢者や身体の不自由な人も利用しやすいように、バリアフリーを一歩進めた観点に立って考えられている。車内空間が広く、段差等が少ない設計になっていることはもちろん、サービス面でも、横浜・静岡・長崎の同じ発想のタクシー会社との連携をとることで、自宅から駅、駅から観光地へと気軽に観光を楽しむ手助けをする。

 ロンドンタクシーもそうだが、このユニバーサルデザインタクシーも一見タクシーらしくない。そのため、普通に街かどで利用者を獲得するケースは少ない。しかし、一度利用した人の評判が営業につながるという強みがある。これは、乗務員のサービスと車体の特性双方が併せ持つ効果といえるだろう。
 代表取締役社長・森崎清登氏は「これからは、普通のタクシー会社の枠を超えた、次世代のタクシー会社を目指します」という。その言葉の真意は利用者のニーズにハード、ソフト両面から対応するサービス内容の充実にある。

           −求める人材像−

 それでは、同社が求める人材とはどんな人材だろうか? 森崎氏によると「通常のタクシーのサービスをベースに、新しいサービスの提案がお客様にできるドライバー」ということだ。
 自分が乗務する車の利点や利用方法を新しい発想と経験からどんどん企画を生み出せるドライバー。細やかな気配りで、利用者の心を掴むことができるドライバーということだ。森崎氏は、「タクシー業界の枠を飛び越えて新しい風を運んでくれるような方が嬉しいですね」とも言う。新しい感覚のタクシーを、企画しながらお客様に喜んでもらう。やりがいのある仕事のようだ。


※ 現在、弊社ではロンドンタクシーおよびユニバーサルデザインタクシーのドライバーを募集しています。
詳しくは求人募集のページをご覧下さい。

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