こんなところでも近畿タクシー

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以下の文章は「産経新聞2006年10月6日朝刊」の記事を転載しています。

募金箱 長田を快走

近畿タクシー、協力呼びかけ



募金した客に赤い羽根を手渡す近畿タクシーの運転手
 タクシー利用者に赤い羽根共同募金への協力を呼びかけようと、近畿タクシー(神戸市長田区)が長田区共同募金委員会と協力して「動く募金箱タクシー」を運行している。同社では「自分たちで何かできないかと考えた結果」という。全国的にもタクシーに募金箱を設置するのは珍しい。

 募金箱を設置しているのは同社のタクシー45台。運転席と助手席の間に縦約15センチ、横約20センチの募金箱を置き、客自身が募金と同時に赤い羽根を抜き取るシステムになっている。
 同社が募金箱タクシーの運行を始めたのは平成16年だった。これまで、10月1日から12月31日の共同募金の期間中、毎年約10万円の募金が集まった。降車の際に客が釣り銭の硬貨を募金するケースが多かったという。
 同区共同募金委員会では募金箱タクシー分も含め、17年に集まった募金812万円を区民の福祉向上のために役立てている。1人1人の募金が地域の福祉活動を進める大きな力になっている。
 タクシーに募金箱を設置した同社の森崎清登社長(53)は「日々お世話になっている長田の皆様に感謝の気持ちを持っている。自分の仕事で何かできることはないかと考えて募金の企画を始めた」と話していた。

 新聞紙面よりスキャナで写真を取りこみましたので、若干汚れが目立ちますがご了承下さい。

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