こんなところでも近畿タクシー

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以下の文章は「読売新聞2006年11月15日朝刊」の記事を転載しています。

1000万ドルの夜景 「プロ」が案内

タクシー運転手ら15人

評論家の講習で認定 鑑賞ポイントPR

 夜景の“プロ”がご案内−−。1000万ドルの夜景が望めることで知られる六甲山の魅力を深く味わってもらおうと、地元のホテルやタクシー会社、NPOなどでつくる「六甲摩耶夜景観光推進会議」のメンバーが、夜景の楽しみ方を語る<資格>を取得し、観光客へのPRに生かす取り組みを始めた。


観光客に夜景スポットを案内し、鑑賞の魅力を語る「夜景ナビゲーター」
(神戸市灘区で)
 ホテルの支配人やタクシーの運転手、六甲山と市街地を結ぶケーブルの駅員ら15人が今年5月、夜景評論家の丸々もとおさん(41)から2日間の講義と鑑賞ポイントでの実地研修を受けた。夜景は日没から夜明けまでの時間帯や場所によって青、赤など5種類以上の色彩に分類できること、「夜景鑑賞時は恋に落ちやすくなる」といった心理学的な知識、六甲山の歴史までを学び、「夜景ナビゲーター」に認定された。
 ナビゲーターになった「近畿タクシー」(神戸市長田区)の運転手、奥川繁雄さん(59)は「同じ鑑賞ポイントでも、どこから見るのが美しいか自分なりに考えるようになった。車内での話も弾み、お客さんからの評判は上々」と胸を張る。丸々さんは「日本三大夜景の函館、長崎と比べ、倍以上の標高がある六甲山系からのパノラマは秀逸。地元の誇りを精いっぱいアピールしてほしい」とエールを送っている。
 12月24日までの土、日曜と祝日に、夜景ナビゲーターらが鑑賞スポットを案内するバスツアーも行われている。大半は予約で埋まっているが、12月17日と24日に数人分の空きがあるという。中学生以上1700円、小学生860円。申し込みは六甲摩耶鉄道(078-861-5288)へ。

 新聞紙面よりスキャナで写真を取りこみましたので、若干汚れが目立ちますがご了承下さい。


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