こんなところでも近畿タクシー

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以下の記事は「神戸新聞 平成20年11月7日 夕刊」より転載しています。

4作品ロケ地巡り
銀幕タクシー あす神戸発車



映画「Sweet Rain 死神の精度」で、主演の金城武さんらが駆け抜けた場所。
枠からのぞいて映画の一場面を体感できる=神戸ハーバーランド
 お客さまはヒロインです−−。タクシーに乗車して映画のロケ地を訪ね、運転手が撮影時の裏話などを語るツアー「銀幕タクシー」を、神戸市長田区のタクシー会社「近畿タクシー」が8日から始める。異国情調あふれる街並みや港、下町と、神戸は映画の舞台に事欠かない格好のロケーション。同社は「映画の銀幕に溶け込んで、ひと味違った観光を満喫して」と呼びかけている。
  (金 慶順)
地図、台本 小物を用意 監督の気分も
 同社は「神戸が映画のロケ地になっていることが多く、ツアーにできるのでは」と考え、映画やドラマの撮影を誘致している「神戸フィルムオフィス」に協力を求めた。同オフィスは、神戸が主なロケ地となった俳優小栗旬さん主演の邦画「クローズZERO」(2007年)など4作品を選び、ロケ地でのエピソードなども提供した。ツアーでは、ボンネットと乗降口ドアに「銀幕タクシー」と書かれたステッカーを張った中型タクシー(乗客定員4名)でロケ地を巡る。カメラと役者の立ち位置を示す詳細な地図やその場面の台本を用意。同社の森崎清登社長(55)は「台本を手にしながら『カット!』と叫んでもらうこともできますよ」と笑う。
 4作品の1つ、死に神を演じる金城武さんが主演の邦画「Sweet Rain 死神の精度」(08年)で、OL役の小西真奈美さんが60フラン硬貨を投げて運勢を占うシーンがある。場所は神戸ハーバーランドのはね橋。森崎社長は「硬貨を用意しているので、女優になりきって運勢占いをしてみては」と提案する。
運転手の向山文則さん(58)=神戸市須磨区=は、映画を何度も見直し、撮影時の秘話を仕入れるなど猛勉強中。「撮影時の雰囲気を味わってもらえるよう、映画監督のつもりで案内したい」と意気込んでいる。
 2時間9,640円。同社 TEL 078-691-0101

スキャナで写真を取りこみましたので、若干汚れが目立ちますがご了承下さい。

「銀幕タクシーの試写会」のページはこちらをご覧下さい


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