以下の文章は平成14年4月27日付「日本経済新聞・朝刊」に掲載された記事を転載しています。
有名店の料理をタクシーが出前
近畿タクシーが連休中
将来、薬のサービスも 神戸・長田を中心に営業する近畿タクシー(神戸市、森崎清登社長)は27日、有名飲食店の出来たて料理などをタクシーが自宅まで運ぶ出前サービスを始める。住民サービスの強化で地域密着の営業をアピールする。 第1弾として27日から5月6日までのゴールデンウィーク期間中(5月1日は除く)に、神戸・長田の中華料理店、神戸飯店のオードブル(蒸した伊勢エビなど10品、1万5千円)を出前する。 近畿タクシーの出前センターに注文後、55分以内にタクシー運転手が中国の宮廷料理で使われる籐製のかごで料理を届ける。出前の範囲は神戸市長田、兵庫、須磨の3区。神戸飯店から2キロ圏内は出前代が5百円。 今後は和食や洋食店の出前サービスも始める。調剤薬局の薬を届けるサービスも検討中だ。高齢者や幼児のいる家庭など外出しづらい世帯の利用を見込んでいる。 神戸飯店は8百人収容の大型店。料理は宴席のコースが中心。従来、出前の注文は受けなかった。 |