こんなところでも近畿タクシー

区切り線

以下の文章は平成14年5月7日付「神戸新聞・夕刊」に掲載された記事を転載しています。

「濃厚な味」が癖になる ぼっかけ 全国展開へ

「そばめし」に続け

カレー ←取っ付きやすく
カレーラーメン ←ねぎたっぷり

ぼっかけカレーラーメン
長田新名物「ぼっかけカレーラーメン」。商品化も実現し、
関係者の意気が上がる=神戸市長田区腕塚町5
ぼっかけカレー


同時に開発された
「ぼっかけカレー」
   長田の新名物に

 全国的にブームになった長田名物「そばめし」の次は「ぼっかけ」−。「2匹目のドジョウ」を狙い、神戸市長田区のまちづくり運営組織「神戸ながたTMO」が、スジ肉をベースにしたカレーとラーメンの商品開発に成功した。地元発祥の食品会社大手のバックアップも得て、濃厚な味わいで「食のまち・ながた」をアピールする。   (畑野士朗)

 同TMOは復興再開発事業が進む新長田駅南地区を中心に、商業者や地元住民とともににぎわい創出などに取り組んでいる。
 「ぼっかけ」はすじ肉とこんにゃくの煮込みで「スジコン」などとも呼ばれる。「ぶっかける」が元の意とみられ、長田かいわいでは焼きそばやお好み焼き、うどんなどに欠かせない庶民の味。昨年ごろから長田発の全国ブームとなった「そばめし」同様、「取っ付きやすいものを」と、ぼっかけを使ったカレーを考案した。
 4月中旬、創業地・長田に工場を置く業務用カレー全国シェア1位の食品会社「MCC」(本社・神戸市東灘区)に相談を持ち掛けると、同社は「ぜひ貢献したい」と快諾。とんとん拍子に話は進み、ラーメンも同時に研究。「わが社始まって以来」(田辺晃生・同社プロダクトマネージャー)のスピード開発となった。
 「ぼっかけカレーラーメン」は、濃厚なカレー風味のスープと、ぼっかけの味付けのバランスに配慮。「ねぎたっぷり」がお薦めで、癖になる味に仕上がっている。すでに試作品のレトルトパックも完成し、5月中には商品化にこぎ着ける見通しという。
 同TMOは、地元の飲食店などとタイアップを検討。商品化で全国展開するとともに、長田に来れば本場の味が楽しめる仕掛けを用意している。
 近畿タクシー社長で森崎清登・同TMO商業活性事業部長は「驚くほどうまい。ひょうたんから駒(こま)のよう」と喜び、「長田で親しまれてきたぼっかけを、多くの人に楽しんでもらいたい」と話している。

 新聞紙面よりスキャナで写真を取りこみましたので、若干汚れが目立ちますがご了承下さい。

区切り線

戻 る