こんなところでも近畿タクシー

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以下の文章は「朝日新聞2004年5月11日朝刊」に掲載された記事より抜粋し、転載しています。

神戸のタクシー業界
ポイント制・介護事業参入…

収入減挽回はアイデアで

 不況のトンネルから抜け出せないタクシー業界が、売り上げの落ち込みを挽回しようと、知恵を絞っている。利用料金に応じてポイントがたまるサービスから、介護事業への参入まで、さまざまな独自のアイデアで顧客をつなぎとめを図る。運転手の勤労意欲を促す効果も出始めた。

(一部省略〜)

 自宅と花見会場を往復し、場所取りまでする「お花見タクシー」、水着で海まで連れて行く「海のタクシー」、塾帰りの子どもを送迎する「安心かえる号」…。近畿タクシー(神戸市長田区)は、2年前の規制緩和を機に、各種サービスの提供に力を入れた。ホテルなどとの共同企画商品のほか、介護や警備などのサービスにも取り組む。
 03年度の予約電話件数は約7千件で、前年度より5割以上増えた。同社の森崎清登社長は「交通機関としてのタクシー会社から、地域に密着したサービス会社への転換をめざしたい」と話す。

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