こんなところでも近畿タクシー

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以下の文章は「神戸新聞2004年5月13日朝刊」に掲載された記事を転載しています。

新潟の中学生
復興の街に学ぶ

修学旅行で神戸を訪問



元気になった神戸・長田を見学する生徒ら=神戸市
長田区海運町3、カトリック鷹取教会
 震災後、修学旅行生の訪問が増えている神戸市長田区。12日には復興のまちづくりを学ぼうと、新潟県の中学生が修学旅行で訪れ、震災を乗り切った地域コミュニティーの底力を学んだ。
 「神戸長田コンベンション協議会」が昨年から窓口となり、商店街での仕事体験などの学習プログラムを設け、生徒らを受け入れている。修学旅行で同区を訪れた中学は百校を超えた。
 この日、訪れたのは新潟市立中野小屋中学校の3年生39人。受け入れ先の1つ、近畿タクシー(森崎清登社長)では6人がタクシーで街を見学した。
 同社は、「こんなタクシーに乗りたい」という生徒らのアイデアを生かし、「車内で好きな音楽を聴けるタクシー」を、地元のラジオ局・FMわぃわぃと連携して実現した。車内のラジオから生徒がリクエストした曲が流れると、生徒らは驚き、コミュニティーの結びつきを実感していた。
 「長田の人は明るく温かい。みんなが協力し合ってつくっている街だと思った」と同中の鈴木真澄君(14)。同社の森崎社長(51)は「人のつながりが長田の底力。元気になった神戸の姿を紹介できたのでは」と話していた。

 新聞紙面よりスキャナで写真を取りこみましたので、若干汚れが目立ちますがご了承下さい。

体験学習の様子をこちらでご覧になれます。


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