こんなところでも近畿タクシー

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以下の文章は、神戸市産業振興局(財)神戸市産業振興財団発行の「KOBE E-Tips 神戸イー・ティップス vol.5」( 平成16年7月1日発行)に特集として掲載された記事より抜粋、転載しています。



※KOBE E-Tipsは、Earning(稼ぐこと)や、Economy(経済)に関するEDGE(鋭い)なTips(ちょっといい情報)を集めた情報誌です。
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特集:神戸の魅力を発信しよう

神戸を100倍楽しめる!
地元企業のユニ〜ク観光
サービス


海と山、市街地のすぐ近くに豊かな自然があり、港、文化の発祥、エキゾチックな街並み、温泉、そしていつの時代も注目を浴びるファッション。
神戸にはどこにもない魅力があふれ、震災を乗り越え、いまも「訪れてみたい街」の上位にランクされている。
そんな神戸のあちこちに、国内外を問わずたくさんの人に来てほしい、心に残るおもてなしをしたいと、さまざまな活動を続ける企業や人たちがいる。
「三角お結び」で新サービスを展開 近畿タクシー株式会社

 タクシー、バス事業にとどまらず、指定訪問介護や警備事業の認定を受け、新サービスを発信し続ける近畿タクシー(株)。ロンドンタクシーを皮切り、全国発の天然ガスタクシーや廃てんぷら油を燃料としたコミュニティーバス「買いもん楽ちんバス」、リフト付の「ユニバーサルデザインタクシー」を導入。「様々な移動制約のある方すべてがタクシーのお客様。できることなら動きたくないと思っているお客様にいかに快適な移動空間を提供できるかです」と語る代表取締役社長の森崎清登氏。
 その他にも、お客様の3500を超えるアイデアを募集し、お花見タクシー、海のタクシー、安心かえる号など「アイデアタクシー」を次々と街に走らせている。さぞや乗務員教育には苦心されているのではとの質問に、森崎社長は「おもしろい器を作れば、乗務員も共感して育ってくれます」
 2004年はメニュー増量年と位置付け、「KOBEブランドタクシー」を展開。都会的なホテルと有馬温泉をロンドンタクシーで結ぶ「神戸十八番(おはこ)物語」や地元老舗洋家具メーカーに特注したちゃぶ台をお花見タクシーで貸し出す「手ぶらでお花見」プランなど。
 「神戸にはこだわりを持った人、企業はたくさんいます。デッドストックになって棚の奥に置かれた『魅力』をオープンにし、その観光資源をチューブのようにつなぐお手伝いをしているだけ。新サービスといっても今あるものを活用するだけなのでお互いがノーリスクなんです。これからも異分野の三人を基本にしたコラボレーション『三角お結び』をいくつも作っていきますよ」
 今後は、「ビジット・ジャパン・キャンペーン」に呼応した東アジアの海外旅行者に満足していただける仕掛けを「三角お結び」で実現したいと明らかにしてくれた。
 「神戸はゆっくりと落ち着けるちょうどいいサイズのまち。もしも友達に神戸を案内するときに、友達が喜んでもらえる、びっくりするようなサービスができないか」お客さんの喜ぶ顔が新サービスの原点だ。
※写真の説明

左上:森崎清登氏

左下:「ユニバーサルデザインタクシー」で車いす乗車体験をする修学旅行生

右:ロンドンタクシーと特注ちゃぶ台を使った「お花見タクシー」

 誌面よりスキャナで写真を取りこみましたので、若干汚れが目立ちますがご了承下さい。


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