こんなところでも近畿タクシー

区切り線

以下の文章は「朝日新聞2005年2月1日朝刊」に掲載された記事を転載しています。

見て おしゃれな制服

神戸のタクシー 乗降介護もしやすく
きょうから



新しい制服を身につけた乗務員と森崎清登社長(中央)=神戸市長田区で
 おしゃれで疲れにくく、介護もしやすい。そんな新しい制服を、神戸市長田区の「近畿タクシー」(森崎清登社長)の全乗務員80人が1日から着用する。新規参入や運賃設定が大幅に自由化されたタクシーの規制緩和から丸3年。不況で利用客が伸び悩み、低料金を掲げたライバル会社も台頭するなか、「ファッション都市にふさわしい制服で、新たな『売り』をつくる」と意気込む。
 同市中央区のアパレル会社「エフエルエス」が「おしゃれな制服で、運転手のマナー向上を」と提案。介護型車両の導入など福祉に力を入れてきた近畿タクシーが「ユニバーサルデザインも採り入れよう」と、両社でデザインを練ってきた。
 海と山をイメージした青と緑の二本線を、上着のそで口やベストの肩に配した。白シャツの首元にも2色のリボンタイを採用。また、ポリウレタン繊維の生地は伸び縮みしやすく軽量で、乗客の乗降の手助けがしやすいようになっている。
 近畿タクシーは規制緩和後、アロハシャツの乗務員が海水浴場まで送迎する「海のタクシー」や、塾通いの子どもを送迎する「安心かえる号」などを提供してきた。
 今回の新しい取り組みに、森崎社長は「おしゃれとは縁遠いタクシー運転手という意外なところで、地元の魅力を活用した」と話している。

なんと「グッドデザインひょうご」に選ばれました。詳細はこちらです。

 新聞紙面よりスキャナで写真を取りこみましたので、若干汚れが目立ちますがご了承下さい。


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