こんなところでも近畿タクシー

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以下の文章は「神戸新聞2005年1月30日朝刊」に掲載された記事を転載しています。

制服はKOBEファッション
アパレルに製作依頼

海 山イメージ 機能性も重視

1日から近畿タクシー




新制服を着た森崎社長(左から2人目)と運転手。
左端がボタンを隠したスタイル
=長田区上池田5、近畿タクシー本社
 「近畿タクシー」(長田区上池田5)が、おしゃれな上に、運転に疲れず、体の不自由な人の乗り降りも介助しやすい制服を2月1日から導入する。神戸のアパレル会社のデザインで、近畿タクシーは「気持ちのよい接客はもちろん神戸ファッションの発信に一役買いたい」としている。 (山本哲志)

全運転手80人着用
 中央区三宮町2のエフエルエスが手掛けた。シャツと上着の袖口、ベストの肩口に神戸の海と山をイメージした青と緑の二本線をあしらい、同色のリボンタイで上品にまとめた。

障害者 乗降の介助にも工夫
 長時間の運転にも疲れにくいよう生地はナイロン製で軽く伸縮性に富む。雨の日の接客のため、はっ水性も持たせた。介護タクシーを運行する同社ならではの知恵も活用。車いすに座った人の乗降を手助けする際、運転手の上着のボタンが邪魔になることがあるため、ボタンを隠せる工夫も凝らした。
 エフエルエスの打診を受けた森崎清登社長が「神戸ファッションを体現するようなものを」と製作を依頼した。約80人の全運転手が着用。森崎社長は「帽子と靴も地元の企業と協力してそろえたい」と話している。

 新聞紙面よりスキャナで写真を取りこみましたので、若干汚れが目立ちますがご了承下さい。


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